自己紹介
家では子供3人の父親で、ロジクラでiOSエンジニア担当をしてる川上です。 2021年3月から入社し、iOSを全般的に担当しています。
ロジクラ社員による職場をガチ評価
今回は私がロジクラに入社して1年経過したため、ロジクラに興味を持った方に向けて、働いて分かったエンジニア目線によるエンジニア環境について内部評価してみます。
この記事を書こうと思った理由
転職活動を経験した人は分かると思いますが、「ホントのところ」が見えにくい会社が多いです。
募集要項のみでそれ以外の技術ブログや業務内容が見えなかったりと、情報に鮮度がなくもっと知りたいけれど、他にも見る企業は多いから諦めざる得ないといった経験は多いと思います。
【注意】個人の意見です
なお一個人として独断と偏見の混じった評価となります。 会社としての正式ではありません。
良い点
- 時代先取り!? 我社はハイブリットワーク
- コーディングに集中できる
- Slack(テキストコミュ)の欠点をoVice(音声コミュ)で補っている
- チーム内の問題解決に本気で取り組んでいる
- ユーザーファーストが当たり前!
- サービスに対してみんな意見できる雰囲気
- 変だと感じたら変だと言っても奇っ怪な目で見られない
- 上からの言いなりではなく、チームの方針を自分たちで話し合い提案できる
- 社長が超話を聞いてくれる
我社はハイブリットワークにチャレンジ
私個人はリモートワーク歴は5年目になり、リモートワークの利点と欠点を味わってきました。
ロジクラでは元々はオフィスワーク中心でしたが、約2年ほど前にリモートワークに切り替えました。その後オフィスワークの利点も取り入れたくハイブリットワークを目指して働き方を改善を継続しています。
オフィスで仕事したい人は出社し、そうでない人は自宅や近くのノマドなどでリモートワークを選択できるようになっています。 私自身は今執筆時点で新型コロナ(オミクロン)が流行ってるので9割近く自宅作業です。
最近では借りていたオフィスを引き払い、指定の1曜日だけ借りれるオフィスに移りました。 もちろん流行りだからではなく、コスト面も考えた結果となります。
コーディングに集中できる
ロジクラは他社と比べるとわりかし会議体の少ない会社です。 1スプリント2週間のタイムボックスの中で私が参加している定例と呼べる会議体は合計7.5時間になります。
私個人ではさらに少ない職場で健全に回ってた経験があるのでまだ改善余地はありますが、それでも大手や縦割り組織から見ると少ない方かもしれません。
Slack(テキストコミュ)の欠点をoVice(音声コミュ)で補っている
リモートワークにとってSlackなどテキストコミュは必須かつ重要環境です。 しかしながら、テキストコミュは人によって得意/不得意があり、必ずしも最適解ではありません。 テキストに書き起こせる=自分で情報を整理・構築できている状態であり、 それ以外の例えば
- 何がなんだか分からん状態
- 完結するには不足点が多い状態
- 情報よりも情緒・感情・熱量を伝えたい状態
などは音声コミュや直接話すことで情報齟齬は起きにくく効果的にコミュニケーションできます。 ロジクラではSlackに加えてoViceを使っており、それらを上手に活用しています。 会議体ではmeetやzoomを使っています。
またoViceに拘らず他にも類似ツールで良さそうなものがあれば「とりあえず試してみる」姿勢とそれを許容するマインドがあり、 最近だと月末のTGIFでは SpatialChat を使ってたりします。 こういった挑戦する文化が整っているのは成長促進する良い姿勢だと思います。
チーム内の問題解決に本気で取り組んでいる
私が入社してマインド共有とやり方を提案した経緯もありますが、 不要な会議体を減らしている一方で、チームが抱えている問題を深堀りする時間を2週間に1回2時間半使い問題の深堀りと解決策を出していっています。 これにより問題に向き合い続ける取り組みを維持できているので企業成長して問題が変わっても、同様に解決していける自己組織化された強いチームになると思っています。
ユーザーファーストが当たり前!
企業である以上利益追求は義務だと思います。 しかしながら利益には対価を払っても良いと思ってくれるユーザが存在することで成り立ちます。
ロジクラのプロダクト開発ではユーザーの意見を軽視せず、ユーザー目線の意見を出しても厄介者扱いしないことは、常にファンを獲得し続ける良い姿勢だと評価できます。
またエンジニアでも希望者はユーザーの倉庫へ訪問もでき、現場のオペレーションを教えてもらったり、抱えてる課題や苦悩・苦痛を教えてもらえることでユーザーの気持ちが理解しやすい点はユーザー目線を大事にしている行動だと思います。 訪問時は一人エンジニアが出向くのではなく、PMやCSと一緒に訪問し、基本的なやり取りを担ってくれて、部分的に質問できたりするので、訪問慣れていないエンジニアでも安心です。
サービスに対してみんな意見できる雰囲気
エンジニアでも業務知識を覚え、課題を知れば改善案を思い浮かびます。 しかし大手などでは職種偏見などによりエンジニアの提案は軽視される組織もあります。
ロジクラは誰であっても提案できる雰囲気となっています。 もちろん提案のために案を整理したり論点があってたり、ロジックが整ってる必要はあります。
実際私も何個も新機能や改善を提案していますが、みんな快く話を聞いてくれます。 ときには称賛してくれるほど心地よい雰囲気となっています。
変だと感じたら変だと言っても奇っ怪な目で見られない
過去経験した組織とは非効率なやり方をロジクラがやっていても不思議なことではありません。
その時に全体に対して「基本的な質問」や「前提覆す本質ついた質問や意見」を投げかけてはいけないみたいな暗黙の了解はなく、 むしろロジクラでは最初に質問したことに感謝されることすらあります。
上からの言いなりではなく、チームの方針を自分たちで話し合い提案できる
組織によってはマネージャーや上長・経営層からの指示が絶対な会社は当然あります。
理由を聞いても「上が言ったから」と返ってきたり、直接聞くとめんどくさそうな顔されることに辟易している人は、ロジクラは良いと思えます。
なぜなら上へ直接聞くことも出来れば、出た組織方針を自分らで話し合いどう進むか提案することが許されています。 当然一方がすごく強いといった偏りではなく、双方の意見を交換できることが当たり前となっています。
社長が超話を聞いてくれる
会社によっては社長と話すには雲の上の存在でコネが必要だったり、人の話を全く聞かず持論ばかりを押し付ける社長だったりと、関わるだけ無駄な社長は残念ながら存在します。
ロジクラの社長では学生起業で右も左も分からないながらも失敗を繰り返し今までこれた実績があり、その挑戦する文化をすごく重要視しています。
まだこの規模ならではかもしれませんし、これからも継続できるかもしれませんが、 社員が個人として社長と話す機会もあり、社長も常にウェルカムになっており、社内からの情報を常に欲している状態です。
ロジクラに必要な改良点
一方で当然ながら良い点とは言えず、成長チャンスを隠し持った改良点もあります。
- 資料がまだまとまっていない
- 発言する人が偏ってる
- (個人的に)まだ不必要な会議体が多い
- 情報の交通整理が部署毎で稼働していない
資料がまだまとまっていない
スタートアップあるあるです。 初期スタートアップ時は本当にリソースが足りないため価値提供から離れた作業は優先順位が下がります。 ドキュメントも同じです。
しかし、弊社はそのフェイズは抜けエンジニアの数も当初よりも倍以上に増えました。 そこでお待ちかねの資料不足となります。
これは「なぜ資料がないんだ!」という感情的なものではなくただの通過儀礼的なものだと思っています。 選択と集中によりトレードオフされた結果であり、その結果が今も会社が継続していると分かっているためです。
もちろん「全然ない」ってことはなくある所はしっかりと整備された資料はあります。 しかし、人が増えてスケールアップしたことに対する伝達方法が口頭だった部分に関しては資料不足が出てきている状態です。
これに対して前述した問題解決に全力の会議で、問題となっている部分毎に対応を施す動きで解決へ進んでいます。
発言する人が偏ってる
これは問題が大きく3つあると思っています。
- 発言が不慣れな性格、話題、ついていくので精一杯のため発言が出来ない人
- 話題に興味が薄い、発言力に偏りを感じているため発言をしない人
- 発言したくても何らかの要因で発言できない人
これらは原因特定までは出来ていません、あくまで経験からくる仮定です。 もし2と3、特に3である場合は解決必須です。
これは個々の問題で難易度が高めで時間がかかってますが、メンバーに依頼して個人毎に話を聞いてもらってまずは特定をしている段階です。
(個人的に)まだ不必要な会議体が多い
私が入社してマインド共有と同時に会議体を減らした経緯もありますが、
- 顔を合わせる必要がある
- 同期的でなければならない
- 対話性の高い議論となる
上記に当てはまらないなら会議体である必要はないと思っています。 例えば、議論や意見交換はされず、資料を会議体で読むだけの共有程度の会議体は集まる必要はなく、各自非同期に共有を確認し質問はSlackやoVice等でやれば良いと思ってます。 その質問・議論が長引くのであればそれは情報不足や対話性不足、関係者不足ということで後日それらを解決するためだけの会議体を開くほうが会議コストを抑えられます。
意思決定のない会議体は正味作業ではなく付帯作業であり、その時間が長いほどユーザーへの価値提供時間が遅くなります。
これに関しては引き続き形骸化してないかなど会議体の品質向上に努めていきたいです。
情報の交通整理が部署間で健全かつ安定して稼働していない
ソフトウェア開発、プロダクト開発、サービス開発、組織運営とどの粒度で見ても情報は流れるものであり、個から個もあればチーム(多)からチーム(多)もあります。 これらの情報の中身は他部署への質問・依頼であったり、共有だったりします。
- 質問であればFAQや共有不足の改善で質問を減らしたり
- 依頼であれば定期的に来るものは機能化(自動化やサービス化)で依頼を自己完結&高速化したり
- 共有であれば最適なタイミングで、最低限の量で、必要とする人へ伝達し続けなければノイズ混じりの情報は見てもらえなくなります。
そしてこれらの情報の発生源はユーザー起因だったり影響するものが多く、最終的にはユーザーへの価値提供速度やCXに影響します。
これらはまだまだ改善余地があると思っており、時間を作って現地現物することで一緒に改善していきたいです。
【まとめ】ロジクラは不慣れながらも頑張る意思は強く、互いを尊敬しあうことを当たり前にしている会社
どちらもまだまだ書ける項目はありますが、量が多くなるのでこの辺でまとめます。
良い点は継続すべきマインドや行動であり、改良点は素直に受け止めそこからどうするか考える成長ポイントだと考えています。
以上が1年働いてみて分かったロジクラの開発事情です。 ロジクラに興味を持ってる方にとって少しでもイメージできる情報となればと思います。
結構ぶっちゃけた内容だと思います。もしこの記事が投稿されれば、それを良しとする企業体質だと言うことになります。
最後に
ロジクラでは一緒に開発してくれるメンバーを募集しています!
興味がある方はぜひ こちら をご覧ください!